川崎F　元U―23日本代表DFファン・ウェルメスケルケン・際を“逆輸入”獲得へ

ファン・ウェルメスケルケン・際
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　川崎Fがオランダ1部NECナイメヘンの元U―23日本代表DFファン・ウェルメスケルケン・際（29）を獲得することが13日、濃厚となった。交渉は最終局面を迎えているという。

　オランダ人の父と日本人の母を持つサイドバック（SB）で、豊富な運動量と強靱な対人守備が特徴。J2甲府のアカデミー育ちで、高校卒業後に単身オランダへ渡った。ドルトレヒトで1部リーグデビューを果たし、左右両SBが可能なユーティリティーを生かして同国通算74試合出場を記録。16年にはリオデジャネイロ五輪出場を目指すU―23日本代表にも招集された。

　カンブールを退団した昨年夏はJリーグ入りを希望。複数クラブが興味を示していたが契約には至らず、23年10月にNECへテスト入団した。今回がJリーグ初挑戦となる。

　川崎FはDF山根視来がLAギャラクシー、登里享平がC大阪へ完全移籍。サイドバックの補強は急務だった。経験豊富なベテランを“逆輸入”し、3年ぶりの覇権奪回へ突き進む。

　◇ファン・ウェルメスケルケン・際　1994年6月28日生まれ、オランダ・マーストリヒト出身の29歳。2歳だった96年に渡日。13年まで甲府の下部組織に所属した。13年7月、ドルトレヒトU―21に加入。15年5月のトウェンテ戦でトップチームデビュー。19年にズウォレ移籍。22年にカンブールへ移籍し、チームの2部降格を受けて1年で退団。23年10月にNECに入団。1メートル78。右利き。