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大宮のGK南雄太引退会見、伝説のOGについても自ら解説

[ 2023年11月27日 18:13 ]

会見した南
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 今季限りで現役を引退した大宮のGK南雄太(44)が27日、さいたま市内で会見。「最終戦が終わって忙しすぎて実感がない。クラブハウスで筋トレをしたりしているがモチベーションもない。昼にカップ麺を食べて、選手ではあり得ないので、サッカーをやめたんだと感じた」と笑わせた。

 静岡学園時代から大型GKとして嘱望させ、97年の世界ユース選手権に続いて、99年の世界ユース選手権ナイジェリア大会で小野、高原らと準優勝、柏、熊本、横浜FC、大宮と渡り歩いて26年間プロで活躍した。昨年右アキレス腱(けん)断裂の大ケガをしたが、1年ぶりに復活。しかし、正GK笠原が欠場した試合でスタメンに起用されなかったことで引退を決断したという。「何かが足りないとショッキングな出来事だった。ケガからよくなっているという実感と周りの評価にギャップがある。サッカー選手をやめようとふと思った」柏時代のチームメートでもあった北嶋さんらに食事をしながら意見を聞き、引き留められたものの決断したという。

 今後は未定だが「解説者、強化部、GKコーチなどをやってみたいが、今決めるといろいろな可能性がなくなる」と当面はいろいろなことをやる考え。

 柏時代の04年広島戦の自陣ゴールに投げ入れたOGに付いても質問されると「中沢に投げようとしたらあっちだと言われ、投げようとしたら相手の選手が見えたのでやめようとして」と、自ら解説して笑わせた。

 大宮がJ3に降格したことについても「責任を感じている。この先の歴史の中で、これがあったからよかった、クラブが生まれ変わるきっかけになったとなればいい」とエールを送った。

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