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森保ジャパン アウェー北朝鮮戦で“鬼門”回避へ!中立地開催の見通し

[ 2023年11月22日 04:44 ]

<シリア・日本>後半、指示を出す森保監督(撮影・西海健太郎)
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 26年W杯北中米大会アジア2次予選で来年3月26日に予定されている日本代表の北朝鮮とのアウェー戦が、中立地で開催される見通しであることが21日、分かった。北朝鮮側で外国人の受け入れ態勢が整っていないことが主な要因。日本は過去、アウェーでの北朝鮮戦は2分け2敗の未勝利で、11年の14年W杯ブラジル大会アジア3次予選で0―1で敗れるなど、苦しんできた“鬼門”を回避できることになりそうだ。 日本代表・試合日程

 過去に苦杯を喫してきた北朝鮮開催のアウェー戦。日本がその鬼門を回避できる見通しとなった。外国人受け入れを制限している北朝鮮はホームで行う予定だった16日のシリア戦を、相手のホーム戦として中立地サウジアラビア・ジッダで開催。日本協会関係者によると3月の日本戦も同様に中立地開催となる可能性が高く、正式決定すれば森保ジャパンにとってピッチ内外で大幅な負担軽減となる。

 12年前にはザックジャパンが“アウェーの洗礼”を浴びた。11年11月、W杯アジア予選の入国時には入国審査と荷物検査のための通関に約4時間を要した。会場は5万人の大観衆に囲まれて完全アウェー状態で、当時先発したMF中村憲剛は「今まで経験したことのないアウェー。覚悟はしていたが本当に凄い圧力」と表現した。当時のピッチは人工芝で適応に苦しみ、試合は0―1で敗れてザッケローニ監督が就任17戦目で初黒星を喫した。

 この試合を含め、敵地での北朝鮮戦はW杯予選通算1分け2敗、親善試合を含めても2分け2敗と未勝利。しかも4試合で得点はゼロとデータ的にも厳しい数字が並ぶだけに、アウェー回避の意味は大きい。

 日本は3月のW杯2次予選で北朝鮮と2連戦。21日にホームで対戦してから5日後の“アウェー”に臨む。中立地となった場合の会場は未定。05年のW杯予選ではタイ・バンコクで同国と戦っており、東南アジアなどでの開催が有力視されている。

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