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ほろ苦Jデビューの神戸MFマタ&MFヴェーチュイ「望んでいないデビューの形」

[ 2023年9月16日 22:39 ]

明治安田生命J1リーグ第27節   神戸0―2広島 ( 2023年9月16日    エディオンスタジアム広島 )

 広島―神戸 後半、競り合う神戸・マタ(右)と広島・ソティリウ=Eスタ
Photo By 共同

 神戸はアウェーで完敗を喫した。自軍のシュート本数「4」に対して、打たれたシュート数は「19」。首位はかろうじて守ったものの、2位・横浜との勝ち点差は「1」に縮まった。

 2点を追う後半35分からJデビューを果たした元スペイン代表MFフアン・マタは「望んでいないデビューの形だった。時間がなかったのでチャンスを作ろうとしたが、あまり上手くかなかった」。同じく同26分からダブルボランチの一角として初出場したハンガリー代表MFバーリントン・ヴェーチェイも「もっと攻撃でパワーを付けないといけない。チームとして打開策を見つけていきたい」と厳しい表情を浮かべた。

 吉田孝行監督は「前半に関して、相手のやりたいサッカーをされた。ビルドアップを引っかけられ、セカンドボールを拾われ、そこからのカウンターを潰せなかった。1対1の対応、クロス対応もそうだが、単純にセカンドボールに寄せ切れなかった」と敗因を分析。豊富な運動量でセカンドボールを回収してきたMF斉藤未月は全治約1年の重傷で、FW大迫勇也は孤軍奮闘したが広島の強力3バックに封じられた。誰が出ても高い強度を維持し、主力が抑えられた際の打開策は必要だ。

 次戦はC大阪との関西ダービー、そして29日には横浜との頂上決戦が待ち受ける。DF酒井高徳は言葉に力を込める。「誰かがいないから…というのは言い訳でしかない。残り7試合、前進するしかない。チーム力がラスト7試合で問われている」。

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