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東京Vに新加入の長谷川が「経験してきたことを伝えたい」こと

[ 2023年8月30日 14:44 ]

横浜FCから期限付き移籍で16日に東京Vに加入したMF長谷川竜也
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 【大西純一の真相・深層】横浜FCから期限付き移籍で16日に東京Vに加入したMF長谷川竜也(29)に、チームが強くなる秘けつを聞いた。川崎Fでリーグ戦4度、天皇杯とルヴァン杯各1度の優勝、昨季はJ2横浜FCに移籍し、チームをJ1昇格に導いた。これだけの経験をしている選手はJリーグを見渡してもそうはいない。勝つために必要なことを知り尽くしている。「サッカーはひとりではできない。味方に自分がどうしたいか、どういうプレーができるかを知ってもらうことが大事。若いチームなので、いろいろ経験してきたことを伝えていけば、チームもよくなる。自分のプレーに集中するだけではなく、みんなに理解してもらって自分の良さを出せるようにしたい」と明かした。

 静岡学園から順天堂大を経て15年に川崎F入り。小柄だが、スピードのあるドリブルと技術の高さで活躍した。強いチームについて聞くと、「自分がやりたいことと、味方が求めているものが違うこともある。それでは選手の良さが出ず、融合が難しくなるので、お互いができることを伝えてすりあわせをし、理解しあうことが大事。それが一致すればゴールも生まれる。給水の時など、要求しあうことが必要だと思う」こう説明する。いわば勝つために必要なことは知り尽くしているわけだ。

 今季、出場機会に恵まれなかったこともあって、夏の移籍期間で東京Vに期限付き移籍した。「移籍の決断は簡単ではなかったが、チャレンジもしたかったし、試合に絡みながら成長していきたいというのもあった。難しかったが、覚悟を決めて決断した」

 19日のいわき戦で途中出場、26日の岡山戦では先発した。「選手の特徴とか、1週間の流れとか、ケガ明けだったのでコンディションとか、個人的には慣れるまで大変だった。でも、いい雰囲気でトレーニングができている」と、調子も上がっている。ここまで4位、自動昇格圏の2位磐田との差は勝ち点4、残り10試合、長谷川の経験がチームを変えていくはずだ

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