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【Jトピ~データで読み解く】鮮烈デビューの広島マルコス、3戦無敗の柏・犬飼 今夏移籍で輝き放つ男たち

[ 2023年8月23日 06:00 ]

横浜時代のマルコス・ジュニオール
Photo By スポニチ

 今夏のJリーグ第2登録期間が、18日で締め切られた。各チームの新加入選手が続々と出場し、早くも結果を残している。リーグ終盤の上位争いや残留争いにどんな影響を与えるかが注目される。

 横浜から広島に移籍したFWマルコス・ジュニオールは、19日の川崎F戦で後半開始からピッチに立った。同15分、相手3人に囲まれるも華麗なターンでかわし、さらに寄せてきたDF2人の間を抜く右足シュートを決めた。2―2で迎えた後半アディショナルタイムには、自陣からのボールをダイレクトスルーパスでFW満田の決勝弾をアシスト。1得点1アシストの鮮烈デビューで、45分の出場ながらシュートにつながるラストパスはこの節全選手最多の4本をマークした。

 広島は13日の浦和戦でも、C大阪から移籍したFW加藤陸次樹が逆転勝利を呼び込む同点弾を決めており、新加入選手の得点で2連勝中。名古屋に移籍したMF森島司の穴を、2人が埋めている。

 残留争いの中にいる柏は、浦和からDF犬飼智也が加入した。経験豊富な30歳のベテランCBが、守備の安定感を高めている。初戦の6日京都戦では無失点に抑え、1―0の勝利に貢献。井原正巳監督就任後のリーグ初勝利に導いた。そこから3試合連続先発出場中で、チームも1勝2分けの無敗を続けている。空中戦の強さが持ち味で、加入後は11回で9勝。勝率82%は空中戦10回以上の選手の中でリーグ2位だ。

 他にも浦和MF中島翔哉、同FW安部裕葵、京都FW原大智ら欧州からの復帰組や、鹿島DF須貝英大、C大阪FW渡辺りょうらJ2以下からの「個人昇格」組、川崎Fの元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスら注目選手が多い。シーズン終盤戦で大きな戦力となれるか。

(データ提供・データスタジアム)

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