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J2東京Vに京産大MF食野壮磨が加入内定 G大阪FWの兄と将来対戦も「最後は自分が持っていく」

[ 2023年7月19日 17:53 ]

東京V加入が内定し会見する京産大MF食野壮磨(京産大提供)
Photo By 提供写真

 J2東京Vは19日、京産大MF食野壮磨(めしの・そうま、22)が来季加入することが内定したと発表した。食野は同日、京産大で会見を開き「武器は両足のスルーパスやミドルなど、ゴールに直結するプレー。勝利に貢献できる選手になりたい」と決意表明した。

 大阪府出身の食野は1メートル67、63キロのミッドフィルダー。G大阪ユース出身で京産大に進み、今年3月の大学地域別対抗戦「デンソーカップチャレンジサッカー」では、関西選抜の一員として優勝に貢献した。

 スコットランドやポルトガルでプレー経験のある、現G大阪のFW食野亮太郎(25)を兄に持つ。その兄について「この前(16日J1柏戦)もすごいゴールを決めていた。ああいうのを見ると刺激を受けるし、超えないといけない」と敬意を示しつつ「家族として、兄がふがいないプレーをしたら“もっとやらなあかんやろ”と思っていた。対戦したらどちらも活躍できればいいけど、最後は自分が持っていきたい」と負けん気の強さを見せた。

 東京Vは現在J2の3位で、J1昇格争いの真っ最中。来季の加入後は「J1に上がれていればそこで活躍する、もしJ2でも自分の力でチームをJ1に上げたい。その先に海外での活躍や、日本代表入りが目標になる」と明かした。

 会見に出席した東京Vの江尻篤彦強化部長は「先日練習参加し、即戦力として使える、城福監督からぜひ獲ってほしいと話があった」と説明。評価ポイントとして「無駄なバックパスがほとんどなく、時間をかけずゴールに向かっていける選手。現代サッカーに合っている」と積極性を挙げた。

 会見場には京産大のサッカー部員も集結し、仲間の晴れ舞台を祝福した。古井裕之総監督は「悲願のリーグ優勝へ現在2位にいて、食野がキャプテンとして引っ張っている。4年間で人として大きく成長した。感謝を忘れず、しっかり頑張って結果を残してほしい」と期待をかけた。

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