【ルヴァン杯】FC東京・佐藤龍之介　16歳4か月で先発出場　森本、久保に次ぐ年少記録

ルヴァン杯　グループステージ第1節   FC東京0ー1C大阪 （ 2023年3月8日 ）

ルヴァン杯＜C大阪・FC東京＞先発出場したFC東京・佐藤龍之介（右）（撮影・須田　麻祐子）
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　FC東京は8日、ルヴァン杯開幕戦でC大阪と敵地で対戦。U―18チームに所属するMF佐藤が、ルヴァン杯史上3番目の年少記録となる16歳4カ月20日で先発出場を果たした。

　1メートル68と小柄ながら抜群のコントロールを誇り、開幕前のキャンプからトップチームに帯同。2月に2種登録され、この日のデビューにこぎ着けた。この日は憧れの存在だった香川ともマッチアップ。母親と弟も応援に駆けつけた中、期待された同杯の史上最年少弾はならなかったが、攻守に積極的なプレーを見せ、「今までのサッカー人生で一番濃い時間だったんで、この経験というのは、次につなげていかないとダメだと思う」とさらなる飛躍を誓った。

　そんな佐藤について、今季公式戦初先発を飾ったC大阪の元日本代表MF香川真司（33）も言及。「本当に今の世代に対しては、すごい素晴らしい選手たくさんいるし、僕らの10年、15年前とはまた違う選手、特長のある選手が多いなと今日も感じる試合だった。頼もしい選手がこれからも出てくると思うし、Jリーグ経由していずれ世界に行く選手らもいっぱい出てくると思う。そういう選手と年齢関係なく戦える。自分自身、ピッチに入ったら関係ない。上から見る気もないし。勝つために集中して、そういう戦いもあるというのを楽しみにやっていきたい」と話した。

　この日は今季トップ昇格した18歳のFW俵積田（たわらつみだ）もプロ初先発。試合は0―1で敗れたが、アルベル監督は「若い選手が素晴らしいスタジアムで難しいプレッシャーの中で素晴らしいパフォーマンスを見せたことを心から誇りに思います。勝点3を失いましたけど、それ以外に多くのものを勝ち獲ったと実感しています」と振り返った。