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札幌はドローで開幕3戦勝ちなし J1単独最多タクト達成のミシャ監督は「右肩上がりの内容」

[ 2023年3月5日 06:00 ]

明治安田生命J1第3節   札幌2―2新潟 ( 2023年3月4日    デンカS )

前半、指示を出す札幌・ペトロヴィッチ監督(撮影・久冨木 修)
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 コンサドーレ札幌は2―2で新潟と引き分けて今季初勝利を逃したが、2人のスピードスターが今後への希望を抱かせた。左太腿前肉離れが治ったFW小柏が今季初出場初先発し、前半17分のMF青木の先制弾をアシスト。逆転されて迎えた後半34分には、MF浅野が同点とする移籍後初ゴールを決めた。

 浅野は後半開始から左シャドーで出場すると、小柏との快足コンビで攻撃を活性化。同点弾はペナルティーエリア右からMF荒野とワンツーで中央へ進入し、利き足の左でゴール左上に突き刺した。古巣・広島相手の開幕戦から3試合連続出場で生まれた札幌1号。「あそこからのシュートは自分に染みついている。まず1点取れてホッとしている」と胸をなでおろした。

 小柏は沖縄キャンプ中の1月26日に負傷離脱。全体練習には先週合流したばかりだったが、「チーム状況も良くなかったし、自分が裏に抜けることは決めていた」と奮闘した。起用したペトロヴィッチ監督は「前の試合と違うのは小柏が戻ってきたこと。小柏や浅野のようなスピードある選手がいればテンポが上がる」と称賛した。

 過去2戦は1分け1敗で内容もついてこなかった。ペトロヴィッチ監督は単独1位のJ1指揮525試合とした一戦を白星で飾れなかったが「前の2試合を考えれば右肩上がりの内容。引き分けでも満足できる」とうなずいた。

 《昨季チーム得点王が今季初ゴール》昨季チーム得点王(8点)の青木が待望の今季初ゴール。前半17分、「剛(小柏)がいい形で抜け出してくれたので、(クロスが)来ると思った」と腰付近にボールを当て押し込んだ。自身はミスが多く前半で交代したが「後ろからのパス回しは良かった。これを続けていけば、もっといい試合ができる」と手応えを口にした。 

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