×

J2町田DF池田 持ち味の高さ生かしチーム1号「自信持って飛び込んだ」 昨季J2で空中戦勝利数2位

[ 2023年2月27日 04:20 ]

明治安田生命J2第2節最終日   町田2―0群馬 ( 2023年2月26日    Gスタ )

<町田・群馬>町田の今季初勝利に貢献したDF池田樹雷人
Photo By スポニチ

 町田の新戦力、DF池田樹雷人(じゅらと、26)が攻守でチームを今季初勝利に導き、高校サッカー界から転身した黒田剛新監督にプロ初勝利をプレゼントした。

 0―0の前半38分、町田が敵陣ペナルティーエリア右脇でFKのチャンス。MF下田北斗のゴール方向へ向かうキックに身長1メートル86の池田が勢いをつけて飛び込むと、ボールは相手より高く飛んだ池田の後頭部に当たりゴールマウスへ。チームの今季初ゴールが、値千金の決勝点となった。「北斗君がいいボールを上げてくれて、合わせるだけだった。あそこは自分の持ち味でもあるので、自信を持って飛び込んだ。勝利につながるゴールを取れたのはうれしい」と充実感を漂わせた。

 町田にほど近い東京・東村山市の出身。三菱養和ユースからC大阪に加入し、タイでの武者修行も経て、昨季J2秋田で34試合に出場し急成長した。Jリーグ公認データ「J STATS」によると、池田は昨季J2で空中戦295戦205勝で、勝率は70%近い。勝利数は守備選手トップ、今季同僚になったFWミッチェル・デューク(昨季岡山)に次ぐリーグ2位だった。「ポジショニングよりはタイミング。なるべく早く飛んで上で待つイメージ。そんなにジャンプ力がある方ではないけど、体の使い方や動きの質を意識したトレーニングをずっとしてきた。それが跳躍力につながっているのはある」と自己分析する。

 左センターバックとしてロングボールをことごとく跳ね返し、時には体を投げ出すブロックも繰り出して、開幕から2試合無失点に大きく貢献した。黒田監督の指導は「失点しないために最善を尽くす、基本的なことをちゃんとやろうというスタンス」と解釈している。「最後の最後にちょっとでも触って、強いボールを行かせないとか枠に飛ばさせないことを徹底していけば失点も少なくできる」と継続を誓っていた。

続きを表示

2023年2月27日のニュース