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久保の元同僚FWムリキ マジョルカ“残留”ならず…新天地はクラブ・ブルージュとスペイン紙報じる

[ 2022年7月8日 18:44 ]

ベダト・ムリキ公式ツイッター(@MuriqiVedat)より

 昨季スペイン1部マジョルカでプレーしたコソボ代表FWムリキ(28)が自身の公式ツイッターで「グラシアス(ありがとう)」とコメント。スペイン紙マルカ(電子版)によれば完全移籍での獲得を熱望したマジョルカと保有元であるラツィオの交渉が決裂したため、これを知ったムリキがファンへ“別れのメッセージ”を残したという。

 ムリキは今年1月にイタリア1部ラツィオから6月末までの期限付き移籍でマジョルカへ加入。途中加入ながらチームトップタイ5得点を挙げるなど1部残留に貢献。同じ期限付き移籍での加入だった日本代表MF久保建英らが6月末で契約満了を迎えるなか、チームはムリキの残留へ向けラツィオと交渉を続けてきたが金銭面で折り合わず獲得を断念したもようだ。

 ムリキは自身の公式ツイッターで「私が初めてマジョルカ島に足を踏み入れたときから、まるで私を本当の“マジョルカ人”のように見守り、愛してくれた皆さんの愛情は、私をとても幸せにしてくれました。おかげで最初の試合からストレスなくプレーすることが出来ました。1部残留という目的を達成できてうれしいです。私の心はあなた達と共にあり、いつまでも“朱色”に染まるでしょう」と感謝のメッセージを載せた。

 マルカ紙はムリキについて「何年も経ったように思える6カ月間だった。短い期間だったが全てのファンから尊敬を集め、その存在感は日増しに大きくなった。本人はマジョルカ島に残るつもりでいたが、経済的な問題により交渉は決裂してしまった」と説明した。

 さらに同紙はムリキの去就について「このままラツィオに戻るのではなく彼の未来はベルギーにあり、数時間後にはクラブ・ブルージュと契約する予定である」と報道。奇しくもクラブ・ブルージュにはJ2新潟からMF本間至恩(しおん、21)が加入予定。ムリキは再び日本人とプレーすることになるのか注目が集まる。

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