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ビリャレアル指揮官 久保の特別扱いなし「適応し、成長する必要がある」スペイン紙に明言

[ 2020年10月12日 22:33 ]

久保建英
Photo By スポニチ

 スペイン1部ビリャレアルのウナイ・エメリ監督(48)が、12日付のスペイン紙アス(電子版)のインタビューで日本代表MF久保建英(19)について言及し、特別扱いしないことを明言した。

 今季ビリャレアルの監督に就任したエメリ監督は、レアル・マドリードから期限付き移籍中の久保を開幕から5試合連続でベンチスタートさせて終盤に起用。出場時間が少ないことについて現地メディアからも批判の声が上がっていおり、インタビュアーから「久保のテーマは神経を使うか?」と聞かれた同監督は「久保は素晴らしい少年で、本当に成長したい強い意欲を持っている。彼は自分が挑戦していることを意識している。それは日本人選手として初めて最高レベルに達することだ」と前置きした上で「多くの人が久保に最高レベルに達してほしい、そのプロセスを早めてほしいと願っている。しかし急がせるのは良くない。適応し、成長する必要がある」と語った。

 久保の起用法について「3つのポジションでプレーすることができる。最高のポジションは7番(右サイド)だが、そこでは激しい競争がある」とナイジェリア代表MFチュクウェゼ、スペイン代表FWモレノらとのポジション争いは厳しい立場にあると改めて明言し「中央(トップ下)では改善するために取り組んでおり、左サイドはさらに成長する必要がある。我々はその過程にある」と先発を奪取するためには成長が必要との認識を示した。

 「私はメディアが騒いでいるのは理解している。彼はピッチ外でスターだが、ピッチ上でそうでなければならない。我々の義務は、その目標を達成できるよう最善の方法で彼を大切に扱うことだ。私はどんな選手にも“プレー時間を保証する”とか”欧州チャンピオンズリーグで頼りにしている”などいうことは言わない。彼がどんなに優れていても、1人の選手で目標は達成できない」と久保を含めて選手を公平に扱うことを強調した。

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2020年10月12日のニュース