元デンマーク代表が新型コロナ陽性、訪問したオランダで感染の可能性　現在隔離中　影響広がる

　デンマーク1部ブレンビーは5日、クラブOBで元デンマーク代表MFのトマス・カーレンベルグ氏（36＝デンマーク3部ヘレロプ・コーチ）が、新型コロナウイルスで陽性と診断されたと発表した。最近訪問したオランダ・アムステルダムで感染した可能性が高いという。現在は隔離されており体調に大きな問題はないが、クラブ内外で影響が広がっている。

　2010年W杯南アフリカに出場し、1次リーグの日本戦でも先発出場したカーレンベルグ氏は、1日に行われた国内リーグのブレンビー―リンビー戦を訪れ、古巣のスタッフ、選手らと交流した。ブレンビーでは接触があったとみられる選手1人、コーチ1人、パルマCEOを含む計13人を14日間にわたって自宅に隔離。また、地元ファンとも交流しており、握手、ハグなど接触があった人、2メートル以内で15分以上一緒にいた人はクラブに連絡するよう求めている。

　地元メディアによると、カーレンベルグ氏と握手をしたリンビーの3選手も自宅隔離の対象になっているという。今後のリーグ戦は予定通り行われる。

　また、オランダメディアによると、カーレンベルグ氏は、訪問したアムステルダムでリバプールなどで活躍した元デンマーク代表MFのクリスティアン・ポールセン氏（40＝オランダ1部アヤックス・コーチ）らと会っており、ポールセン氏も隔離対象となるなど影響はオランダにも広がっている。