槙野、辞任覚悟の監督助ける！首位と１０差も「チャンスある」

阿部（左端）を指差し、アドバイスする槙野（左から２人目）と西川（右）
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　浦和の日本代表ＤＦ槙野智章（３０）が次戦で勝てなかった場合に辞任するとしたペトロヴィッチ監督を救う。大敗した川崎Ｆ戦から一夜明けた６日、次戦９日の新潟戦に向け、チームは５０分間のミーティングと練習を実施した。槙野は「このクラブに来たのも監督が呼んでくれたから。監督を、チームを、助けるのは自分たち次第」と話した。

　指揮官が川崎Ｆ戦後、サポーターとの会談に応じ、新潟戦に勝利しなければ「私が最初にここを出て行く」と発言したことは報道で知った。前日夜、約１時間にも及んだ話し合いで、監督やスタッフらが怒号を浴びる姿に槙野は心が痛んだという。宇賀神も「監督にそういうことを言わせること自体が悔しい」と話した。

　槙野は、反撃の青写真として１４年優勝のＧ大阪を例に挙げた。折り返しの第１７節で８位、首位と勝ち点差は１２。現在、８位で勝ち点差１０の浦和に状況は酷似している。失点が続く中「（課題を）一つ一つやっていきたい。逆転のチャンスはある」と槙野。指揮官が進退を懸ける新潟戦から逆襲が始まる。