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ポドルスキ、超VIP来日 1000人神戸サポーターお出迎え

[ 2017年7月7日 05:30 ]

大勢の神戸サポーターから熱烈な歓迎を受けたポドルスキ
Photo By スポニチ

 神戸に完全移籍で加わった元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が6日、関西国際空港着の航空機で来日し、その後にチャーター機で神戸空港に降り立った。待っていた約1000人のサポーターに熱烈な歓迎を受け、レッドカーペットを闊歩(かっぽ)。記者会見ではゴール量産を誓った。なお、会見の模様はDAZNで配信されており、密着映像も今後配信予定となっている。

 神戸の救世主にふさわしいド派手な登場だ。過去3度のW杯に出場。ドイツ代表通算130試合出場49得点を誇るポドルスキはかつてないVIP待遇で出迎えられた。ドイツ発の航空機で関西国際空港に到着後、チャーター機に乗り換えた。高速船でも30分の距離をわざわざ20分のスペシャル飛行。そして午前9時38分に神戸空港に降り立った。

 前には60メートルのレッドカーペット。集まった約1000人のサポーターが歓声を上げる。カタカナで「ポルディ」と書かれた自主製作の帽子をかぶったストライカーは求められたサインに全て応える“神対応”を見せた。

 「コンニチハ、ポドルスキデス」。正午から始まった神戸市内のホテルでの記者会見。ドイツ、米国、中国を含めた50社120人の報道陣の前で話し始めた。19年シーズン終了までの2年半契約。骨をうずめる覚悟で移籍してきた新天地での抱負を語った。

 「熱烈なオファーをもらい、家族会議をして、ここに来ることを決めた。自分の経験を教えることができればいいし、サポーターの前で、なるべくたくさんゴールする姿をお見せしたい」

 クラブ、そしてサポーターの期待は十分に感じている。ただ、重圧とは受け取っておらず「プレッシャーはあまり感じないタイプ」という。会見後には鉄板焼き屋に赴き、以前から「食べたい」と連呼していた神戸牛を堪能。その姿には余裕が感じられ、チャーター機に同乗した安本卓史常務取締役には「最初の試合で絶対にゴールを決めたい」と宣言したという。

 「みんな、29日のゲームで会いましょう」

 7日からチームに合流予定で、公式戦デビューは出場可能な29日の大宮戦に照準を絞っている。現在、神戸は3連敗中で11位と低迷し、ネルシーニョ監督の進退問題が浮上。チームを救うべく、初陣から“違い”を見せつける。

【ルーカス・ポドルスキ】

 ☆生まれ 1985年6月4日生まれの32歳。ポーランド系ドイツ人。2歳のときにポーランドからドイツへ移住。父親と一緒にサッカーの練習をし、利き足は左。

 ☆経歴 地元の1FCケルンで03年にトップ昇格。06年にバイエルンMへ移籍し、09年にケルンへ復帰した後、12年にアーセナルへ移籍。インテル・ミラノ、ガラタサライを経て神戸。

 ☆ドイツ代表 06、10、14年と3度のW杯に出場。06年に最優秀若手選手賞を受賞し、10年と14年は背番号10。代表での引退試合となった今年3月のイングランド戦で1得点を記録。

 ☆日本好き 日本のアニメが大好きで、特に「キャプテン翼」が好き。すね当て(レガース)は日向小次郎がプリントされたものを使用。過去に「ドラゴンボール」のかめはめ波や、侍を意識したゴールパフォーマンスを披露した。

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