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元気 本田追い越す!W杯最終予選代表最多5得点まで「1」

[ 2016年12月26日 05:30 ]

ランニングイベントに参加し、参加者からハイタッチでゴールを迎えられる原口(中央左)と太田
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 日本代表MF原口元気(25=ヘルタ)が25日、DF太田宏介(29=フィテッセ)とともに都内で行われたナイキ社のイベントに参加した。日本代表ではW杯アジア最終予選で日本人史上初の4戦連続ゴールをマークするなど、輝かしい成績を残した16年。来年に向け、次期A代表エース候補は、さらなるステップアップを誓った。

 クリスマスの表参道を、原口が爽やかに駆け抜けた。午前中、ナイキ社のランニングイベントに参加。外苑前を通る約5キロのコースを、1キロ7分ペースでゆっくりとランニングした。「ショッピング街を走れて新鮮でした。日本にいたときは基本的に埼玉にいたので」。約30人の参加者とともに、充実の汗を流した。

 本職のサッカーではブレークした一年だった。W杯最終予選で4試合連続ゴールをマーク。長年日本代表を率いてきた本田、岡崎、香川らが出番を減少させる一方で、一気に得点数を積み上げ、新エース候補に名乗りを上げた。「順調に自分のペースで成長できた。今までできなかったプレーができるようになったり、自分に対しての自信が少しずつ付いてきている」と実感もあったという。

 来年は新たな記録の樹立に期待が高まる。過去のW杯最終予選での日本人通算最多得点は、前回のW杯ブラジル大会最終予選で本田が挙げた5得点。あと1得点で並び、2得点で日本人最多となる。3月にはタイ戦、UAE戦を控えるA代表。「代表でもクラブでもステップアップしたい。W杯までにもっと(自信を)大きなものにしていきたい」と話す25歳が、名実ともにエースとなる日も遠くない。

 今季は所属クラブのヘルタでも主力としてリーグ15試合に出場し、3位躍進に貢献してきた。日本に滞在するオフ期間、元日は実家で過ごすが、来季への準備も怠らない。「休むことだったり、トレーニングすることだったり、計画的にする」と体幹の強化やランニングフォームの指導を受けている元陸上110メートル障害のアテネ五輪代表で筑波大の谷川聡准教授の元に通う予定だ。飛躍の一年に向け、原口は走り始めている。

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