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香川 公式戦2戦連発!格下を4―0一蹴し攻撃にハーモニー

[ 2015年8月24日 05:30 ]

インゴルシュタット戦の後半、ゴールを決めるドルトムントの香川(左)

 ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)は23日、敵地で行われたインゴルシュタット戦にトップ下で先発し、今季リーグ戦初ゴールを挙げた。前半から何度も好機を演出するなど好調ぶりを印象付けると、2―0の後半39分に素早いドリブルから左足でネットを揺らした。チームは今季初昇格した格下を4―0で下し、開幕2連勝を飾った。

 香川がリーグ戦で号砲を鳴らした。2点リードの後半39分、ペナルティーエリア内でボールを受けると、左足、右足と細かい2タッチで反転しながらDFを置き去りにする。最後は左足でゴール右隅を射抜くリーグ戦での今季初ゴールだ。前節のボルシアMG戦ではアシストをマーク。20日のオッド・グレーンラン(ノルウェー)との欧州リーグ・プレーオフ第1戦で今季公式戦初得点を挙げていた司令塔は「結果を残すことは良いこと。次、日曜日に続けていけるように頑張ります」と意気込んでいた通り、鮮やかなゴールを決めた。

 この試合もトップ下の位置で先発。前半18分にはドリブルで右サイドを切り裂き、ムヒタリャンの足元にピンポイントのスルーパス。この日初めて好機を演出すると、34分には右サイドでスルーパスに反応し、ダイレクトで右足ループシュート。ゴールへの期待が膨らむと、チームは後半10、15分と立て続けに得点した。香川が“らしい形”のゴールで続き、終わってみれば4得点で今季初昇格の格下を粉砕した。

 古巣への復帰を果たした昨季だが、自身、チームとも低調なまま終わった。トゥヘル新監督を迎えた今季、復活への思いは強かった。「監督が代わったし、アピールするしかない。絶対的なものはない、特に僕はね。だから、ピッチで証明して、結果を残すだけだと思う」。悩んだからこそ、吹っ切れた。足元を見つめ直し、結果を残した。

 9月の18年W杯ロシア大会アジア2次予選に臨む日本代表が27日に発表となる。同予選初戦となった6月のシンガポール戦では後半16分に途中交代。チームも0―0と不覚を取った。二度と同じ失敗は繰り返せない。復調した日の丸のエースが、上昇気流に乗った。

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