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ハリル監督 攻撃哲学注入!4―2―3―1確認で“速攻厳命”

[ 2015年3月26日 05:30 ]

選手を集めて指示をだすハリルホジッチ監督

 チュニジア戦(27日、大銀ド)、ウズベキスタン戦(31日、味スタ)に向けて合宿中の日本代表は25日、試合会場の大銀ドームで練習を行った。バヒド・ハリルホジッチ監督(62)は主に4―2―3―1システムを採用して攻撃の戦術を入念に確認。事前ミーティングではW杯ブラジル大会での日本の映像を使い、速攻、3人目の動き、パスコースの数センチ単位へのこだわりをポイントに挙げた。

 冒頭15分を除き非公開で行われた練習で、ハリルホジッチ監督は速攻からシュートまでの形を何度も確認した。選手らの話を総合すると、リターンパスの禁止や相手を背負った時は簡単にボールをさばくなど制限を設けながら約2時間のメニューを消化。パスミスやシュートを外した選手には容赦なく厳しい言葉が飛んだ。「しっかり決めるべきところを決めろ!」「スピードを落とさずに正確にプレーしろ!」「考えて走れ!」。少しでも多く攻撃哲学を伝えようと精力的に動いた。

 指揮官がポイントに挙げたのは(1)速攻(2)3人目の動き(3)数センチ単位にこだわったパス――の3点。練習前のミーティングでは昨夏のW杯ブラジル大会で日本代表が速攻から好機を迎えた映像が流された。現代サッカーではパスの本数の少ない速攻からの得点確率が高いデータも提示。守備の戦術練習を行った24日には失点シーンを集めたVTRを使用してダメ出しを連発したが、今回はプラスイメージを植え付ける内容で“アメとムチ”を使い分けた。

 ハリルホジッチ監督は相手や試合展開に応じて複数の布陣を併用するが、この日は主に4―2―3―1システムを採用。チュニジア戦のスタート布陣になる可能性が高い。岡崎は「監督は“日本の弱い部分はカウンターが少ないこと”と指摘していた。日本は攻撃に人数をかけすぎてカウンターを食らう場面が多い」と速攻重視の指揮官の方針に納得顔。吉田も「遅攻はいいけど、速攻には伸びしろがあると思う」と続いた。

 2日連続の非公開練習で、攻守の戦術の導入部分の確認は終了。26日の公式練習は異例の公開練習となることが決まった。指揮官は「試合を決めるところの最後のスペースで攻守ともに物足りない」と語り、今後もペナルティーエリア内の部分に特化した指導に重点を置く方針。徐々にエッセンスを注入して勝負強いチームをつくり上げていく。

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2015年3月26日のニュース