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佐々木監督 なでしこ欧州組に“007指令”W杯敵国の最新情報希望

[ 2015年3月5日 09:00 ]

デンマーク戦を見守るなでしこジャパンの佐々木監督(手前)

 ノリさんが、欧州組に“007指令”だ。6月開幕のW杯カナダ大会へ対戦国調査が本格化していく中で、なでしこジャパンの佐々木監督は「(対戦国の)分析をして、選手の特徴を聞けるような状況なら(欧州組に)聞きたい。資料のプラスアルファにしたい。大儀見しかり、各チームにいるので」と明かした。アルガルベ杯期間中にも、欧州組から鮮度の高い情報を仕入れていく。

 既にW杯1次リーグ初戦で対戦するスイス代表のデータや映像を入手したという。だが、連覇を目指す日本は包囲網を敷かれており、指揮官は「いろいろ研究されている」と警戒。情報戦で出遅れないためにも、スイス代表だけでなく各国の代表選手がそろうボルフスブルクのFW大儀見や、フランス代表の集まるリヨンのDF熊谷らから生きた情報を得て、強力なスカウティング網を敷く。国内組の川澄も昨季は宿敵・米国のシアトル・レインでプレー。負傷でアルガルベ杯を辞退した岩渕もバイエルンMに在籍しており、選手が体感した精度の高い情報を多く仕入れられそうだ。

 「アルガルベ杯はW杯のシミュレーション。優勝を目指す」と指揮官。ピッチ内外でW杯連覇への準備は進んでいる。

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2015年3月5日のニュース