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麻也ライバルがリバプールへ移籍 定位置獲りチャンス?

[ 2014年7月28日 11:25 ]

リバプールへの移籍が決まったクロアチア代表DFロブレン(左)。写真は14年W杯ブラジル戦で判定をめぐり、西村主審に詰め寄ったシーン(AP)

 イングランド・プレミアリーグのリバプールは27日、サウサンプトンからクロアチア代表DFデヤン・ロブレン(25)を獲得したことを発表した。契約詳細は非公表だが、英BBC放送(電子版)によると契約期間は4年で、移籍金は2000万ポンド(約34億5500万円)。

 ロブレンは「夢が叶った。昨季アンフィールドでプレーした時に思ったんだ。いつかリバプールのためにプレーしたいとね。ここでのスタートが待ちきれない」と移籍を喜んだ。

 同選手は06年ディナモ・ザグレブでプロデビューし、10年1月にリヨン(フランス)に移籍。13年夏にサウサンプトンに加入し、日本代表DF吉田麻也からポジションを奪って、リーグ戦31試合出場で2得点を記録した。クロアチア代表としても各年代で活躍し、09年A代表デビュー。14年W杯ブラジル大会では1次リーグで敗退したが、全3試合にフル出場した。

 昨季101得点と圧倒的な攻撃力を見せたリバプールだったが、50失点とトップ4では最多の失点で、特にセンターバックの補強は急務だった。ロジャース監督も「守備は我々がもっと向上させたいところ。それは間違いない」と語り、ロブレンには「彼は強力な存在で、とても重要なリーダーシップ技術を要する。われわれが望んでいたプレーヤー」と期待を込めた。

 リバプールは今夏、サウサンプトンからFWランバート、MFララナを獲得しており、同チームから3人目の補強。サウサンプトンはロブレン放出を前提にディフェンスの補強を目指しており、昨季同様フォンテと組むセンターバックを探している。吉田麻也はフォンテ、新戦力に割って、レギュラーを獲得できるだろうか。

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2014年7月28日のニュース