キャプテン長谷部、仲間の熱いメッセージ入りユニホームとともにＷ杯へ

壮行試合のキプロス戦で後半から投入された長谷部

　ワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会に臨む日本代表主将のＭＦ長谷部誠（３０＝ニュルンベルク）が２９日、自身のブログを更新。「皆さんの想いと共に頑張ってきます」と同日夜の米国合宿出発を前に決意を改めて表明した。

　「行ってきます。」とエントリーした長谷部は、２７日の壮行試合キプロス戦（埼玉）を終え、つかの間のオフとなった２８日は温泉に行くなどして「五感で日本を感じてきました」と英気を養ったことを報告。

　さらに、「高校サッカー部の皆からメッセージ入りユニホームが届きました」と青春をともに過ごした藤枝東（静岡）時代のチームメートから寄せ書きされた藤色のユニホーム写真を掲載した。

　高校時代に付けていた背番号７のついたユニホームには、「お前はオレたちの夢だ！」「夢を現実に！！」「ワールドカップ優勝」などそれぞれの熱い思いが込められたメッセージが並び、中には高校の１学年下にあたるＪ１新潟ＭＦ成岡翔（２９）のものと思われる「悔いの無いように楽しんで！！成岡」の文字もあった。

　「日本滞在期間には、日本中の方々の想いや期待を強く感じました。皆さんの想いと共に頑張ってきます」と結んだ長谷部。元チームメートたちから届いたユニホームの左袖にはキャプテンマークを表す「Ｃ」が黒マジックで手書きされており、ザックジャパンの頼れるキャプテンへの大きな期待がにじんでいた。