名古屋　西野監督の就任を発表　２４４勝の名将に再生託す

名古屋の監督に決まった西野朗氏

　名古屋は１４日、Ｇ大阪などでＪ１最多の通算２４４勝を挙げた西野朗氏（５８）が来季の監督に就任すると発表した。

　２０日に名古屋市内で就任記者会見を行う。西野氏は９６年アトランタ五輪に２８年ぶりに日本代表を本大会に導いた上、１次リーグでは優勝候補のブラジルを倒す“マイアミの奇跡”を起こし指揮官として脚光を浴びた。その後は柏の監督などを歴任後、０２年からＧ大阪の監督を１０シーズン務め、０５年のＪ１優勝、０８年のＡＣＬ制覇など数多くのタイトルをもたらした。

　名古屋は今季１３勝８分け１３敗で１１位に終わり、ストイコビッチ監督が退任。久米ＧＭは「（２４４勝という）誰もたどり着いていない勝利を重ねてきた名将中の名将。魅力的で攻撃的なサッカーを継承、構築してくれると思っている」とチームの再生を期待した。