大宮逆転堅首　代表候補ボランチ青木が２アシスト

＜大宮・名古屋＞お立ち台で水鉄砲を手におちゃらける長谷川

Ｊ１第１５節 大宮２―１名古屋

（7月10日 ＮＡＣＫ）
　大宮は青木の２アシストで名古屋に２―１で逆転勝ちし、首位をキープした。負ければ首位陥落の可能性もあった中で前半７分に青木のパスミスから失点。しかし、後半１７分に青木が自陣から長いスルーパスを前線に通し、抜け出したノヴァコヴィッチが左足で同点弾。３分後に再び青木が絶妙のクロスを上げると、長谷川が左足で今季初ゴールを決めて逆転勝ちだ。

　ミスを帳消ししたうえに勝利の立役者となった青木は「前半も１本（スルーパスが）あったが、後半は通せてよかった。２点目はハセくん（長谷川）がうまかった。いい調子を継続できるように頑張りたい」と語った。代表入りも目標に据えるボランチはボール奪取力だけでなく、攻撃の起点としての力も見せた。

　終盤は３バックで逃げ切り名古屋に０７年４月以来１２試合ぶりの勝利。ベルデニック監督も「結果には満足している。ゲームのなかでいろいろな驚きがあった」と振り返る。猛暑の中の過密日程で苦しい戦いが続くが、チームに大きな自信となる勝利。ホームＮＡＣＫ５スタジアムでの負けなし記録も１２試合（６勝６分け）に伸び、大宮の快進撃はまだまだ止まらない。