川澄２発！！ＩＮＡＣ開幕７連勝　不敗は「４４」に

＜浦和・ＩＮＡＣ神戸＞後半４５分、川澄がゴールを決める

なでしこＬ第７節 ＩＮＡＣ神戸３―０浦和

（5月4日 浦和駒場）
　なでしこリーグ第７節２試合が行われ、首位のＩＮＡＣ神戸が敵地で行われた浦和戦を３―０で制し、開幕からの連勝を７に伸ばした。ＦＷ川澄奈穂美（２７）が２得点１アシストで貢献。２位の日テレは４位の千葉に２―０で競り勝ち、首位と勝ち点５差を維持した。

　チームを７連勝に導いたのは川澄だった。後半１４分に右サイドからゴール前のＦＷ田中陽に絶妙なクロスを入れると、相手ＤＦが田中陽を倒して一発退場。ここで得たＰＫを１６分に自ら確実に決めた。「相手が１０人になってからはボールを回して自分たちのリズムになった」と４５分には右足で２点目。ロスタイムには左足内くるぶし骨折から約１カ月ぶりの復帰を果たした高瀬の復活弾を右クロスで演出した。視察に訪れたなでしこジャパンの佐々木監督は「川澄さんはあれぐらい普通ですよ」と期待通りの活躍に目を細めた。

　リーグ戦の連続不敗記録は４４試合。チームを挙げて応援しているバルセロナは今季の欧州ＣＬ準決勝で敗れたが、なでしこの常勝軍団を引っ張る２７歳の主将は「“負けて学ぶ”ということもありますけど、わざわざ負ける必要はありませんから」と今後も勝利を重ねる決意を見せた。