×

FW指宿 7月の東アジア杯でザックジャパン初召集へ!

[ 2013年2月23日 06:00 ]

11年2月のU―22バーレーン戦でプレーするFW指宿

 7月20日開幕の東アジア杯(韓国)でベルギー2部ウーペンに所属する大型FW指宿洋史(21)が日本代表に初招集される可能性が22日、急浮上した。Jリーグ関係者が明かしたもので、クラブ側も派遣に前向きな方針という。

 ザックジャパンが新戦力の発掘に着手する。Jリーグ監督、強化担当者会議では、日本協会が今後の日本代表の強化方針を説明。原博実技術委員長は東アジア杯でのチーム編成について「国際Aマッチデーではないので国内組が中心となる。ただ海外でもクラブによっては若手を出したい、こちら(日本代表)で使いたいということもあるかもしれない」と言及した。

 つまり国内組+欧州組の若手という実質B代表の編成となる。Jリーグ関係者によれば欧州組のうち、日本協会が招集の可能性を探っているのがウーペンの指宿、VVVフェンロのFW大津祐樹(22)の2人で、それぞれの所属クラブも派遣に前向きな方針と判明した。大津は6日のラトビア戦でA代表デビューしたばかり。未招集の指宿とともにフレッシュな人選となる。

 指宿は1メートル97の超大型FW。柏U―18など柏の下部組織で育ち、09年スペインに渡った。11年には3部相当のセビリア・アトレチコで20得点をマーク。既に欧州サッカーに適応している。またロンドン五輪直前にU―23日本代表に選出されるなど代表歴も豊富だ。ザッケローニ監督は前線に長身FWを置く傾向が強く、指宿は14年W杯ブラジル大会で秘密兵器となる可能性を秘めている。

 ◆指宿 洋史(いぶすき・ひろし)1991年(平3)2月27日、千葉県出身の21歳。柏の下部組織から09年スペイン2部ジローナ入り。4部のサラゴサB、2部のサバデルなどへの期限付き移籍を経て11年セビリアへ移籍。主に下部組織で3部のセビリア・アトレチコでプレー。12年8月にウーペンに期限付き移籍。U―16など各年代の日本代表に選出。1メートル97、87キロ。

続きを表示

2013年2月23日のニュース