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五輪の派遣義務化決定も…香川ら海外組招集には慎重な姿勢

[ 2012年4月1日 06:00 ]

 FIFAは30日の理事会で、今夏のロンドン五輪で各国代表チームに選出された23歳以下の選手について、所属クラブに対し派遣を義務化することを決めた。これまでU―23代表チームは選手の招集に拘束力がなかったが、今回の決定に伴い、関塚ジャパンは五輪アジア最終予選で招集できなかったMF香川真司(ドルトムント)をはじめ、MF宇佐美貴史(バイエルンM)、FW宮市亮(ボルトン)らの招集が可能となる。

 それでも原技術委員長は31日、「香川はA代表でもある。五輪世代の2列目はタレントが豊富。まずはフル代表のW杯最終予選を考えて、ザッケローニ監督、関塚監督と話していく」と慎重な姿勢を示した。08年北京五輪でも同様の通達がFIFAから各クラブに出されたが、一部クラブが選手の派遣を拒否。スポーツ仲裁裁判所(CAS)がクラブ側の訴えを認める裁定を下した経緯があるだけに、今後が注目される。

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2012年4月1日のニュース