油断大敵！ザック監督「謙虚な気持ち持て」

会見で意気込みを語るザッケローニ監督

アジア杯 １次リーグＢ組　日本―サウジアラビア

（1月17日 カタール・ドーハ）
　日本代表ザッケローニ監督が珍しく勝利への執念をあらわにした。サウジアラビア戦の前日会見。試合への意気込みを聞かれた指揮官は第一声で「あしたの試合は絶対に勝たないといけない」といつもにも増して強いトーンで話した。

　ドロー発進も１３日のシリア戦に勝ち、サウジアラビア戦は引き分け以上で自力での突破が決まる。サウジアラビアは２連敗ですでに敗退が決定しており、日本にとっては有利な状況。だが、指揮官は「相手を見下すようなミスは絶対に犯せない」と語気を強め、選手には今まで以上に「相手をナメず、謙虚な気持ちを持て」と指示を出したことを明かした。

　相手のサウジアラビアについては「フィジカル重視のヨルダン、シリアよりテクニックがあるし、タレントも多い」と警戒を強める一方で、相手の敗退決定で「メンバーが読めない」と不安も口に。ただ、日本代表については「私はもともとシステムをいじるのが好きじゃない」と大きな変更はないことを示唆。日本らしい素早いパス回しを駆使して、１位突破を狙う。