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U―21代表 中国戦へスピードでかき乱す

[ 2010年11月8日 06:00 ]

 広州アジア大会に出場するU―21日本代表は8日の1次リーグ初戦で地元中国と対戦する。7日は試合会場での練習を回避し広州市内の中学校で非公開練習を行った。関塚監督は「相手の特徴がある中で自分たちがどう戦うか。大柄な選手が多い中でどう戦うかですね」とポイントを挙げた。

 中国は20人中16人が1メートル80以上で平均身長も日本(1メートル77)を5センチ上回る1メートル82。その高さを無力化させるためのキーマンが1トップで先発濃厚のFW永井謙佑(福岡大)だ。永井は50メートル走5秒8の快足。一瞬の切れには大型DF陣も対応できないだけに「自分の良さを出してゴールを取ることに集中したい」と意欲を示した。さらに中国はボールに集中しすぎる傾向があるため素早いサイドチェンジで攻略する。
 この日試合会場の天河体育場で予定された公式練習でボールとスパイクが使用禁止されるなど中国入り後は散々振り回されてきた。「絶対に勝ってやるという気持ちでいく」と永井。日中関係悪化の影響もあり天河体育場には装甲車やマシンガンを持った特別警察が配置。試合当日は約1500人もの中国公安が出動する。試合中もブーイングを浴びるのは必至。異様な雰囲気の中、関塚ジャパンが初陣を迎える。

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2010年11月8日のニュース