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遠藤 公式戦初先発で2ゴール!王者鹿島が暫定首位

[ 2010年3月27日 18:36 ]

 J1第4節第1日は27日、平塚競技場などで6試合を行い、11季ぶりにJ1の舞台に立つ湘南が新潟に2―0で快勝し、今季初勝利をマーク。4連覇を目指す鹿島は3―1で山形を破り、2連勝で暫定首位に躍り出た。京都は後半ロスタイムに決勝点を奪って磐田に逆転勝ちし、2連勝をマーク。浦和はC大阪との激しい点の取り合いを制した。横浜Mは試合終了直前に失点して3連勝を逃し、上位対決の川崎―清水は両チーム無得点で引き分けた。

 【鹿島3-1山形】プロ4年目で巡ってきた公式戦初先発の座。そのチャンスを、鹿島のMF遠藤は逃さなかった。リーグ戦初ゴールを含む2得点。「自分が出た試合で負けるのは嫌だった。勝ててよかった」と勝利の味をかみしめた。
 後半6分に奪った2点目が鮮やかだった。内田のパスを受けると体を反転。「トラップがうまくいった」と自画自賛したボールタッチでDFをかわしてシュートコースをつくると、最後は利き足の左足を振り抜いた。
 宮城の塩釜FCユースから鹿島入り。伸び悩んだ時期もあったが、今季は9日のアジア・チャンピオンズリーグで公式戦初得点をマークするなど才能を開花させつつある。168センチ、69キロと大柄ではないが、オリベイラ監督は「ドリブラーでシュート(力)があり、戦術眼も持っている」と評価する。
 本山、フェリペガブリエルとMFに故障者を抱える中、将来を嘱望される21歳がその穴をしっかりと埋めた。「またスタメンがあるかもしれないし、そこでチームの勝利に貢献したい」。余韻に浸ることなく、遠藤は表情を引き締めた。

 ▼鹿島・オリベイラ監督 相手の組織的なサッカー、戦法に動じずにできた。高いパフォーマンスを発揮した。

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2010年3月27日のニュース