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米女子が連覇 総合力で延長戦制した

[ 2008年8月23日 06:00 ]

延長前半、先制ゴールを決めたロイドに駆け寄り喜ぶ米国選手

 【北京五輪・サッカー女子 米国1―0ブラジル】米国が女王の座を守った。04年アテネ大会の再現となった決勝で前回同様に延長戦を制してブラジルを返り討ち。五輪初の連覇、そして3度目となる優勝を成し遂げた。

 「時間がたつにつれて良くなった。選手に自分たちを信じるように言った結果よ」とサンドヘージ監督。ブラジルの攻勢を堅守でしのぎ、延長前半6分にMFロイドが一瞬のスキを突いてペナルティーエリアの外から左足で豪快に蹴り込んだ。
 エースFWワンバックを故障で欠き、1次リーグ初戦はノルウェーに敗れた。しかし、これをバネにチームは一体感を強め、延長の準々決勝カナダ戦、先制された準決勝日本戦など5連勝。DFランポウン主将は「互いに助け合った結果」と笑った。かつてはFWハムらスター選手がチームを引っ張ったが、今回は総合力で勝負。新生米国がまたもや頂点を極めた。

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2008年8月23日のニュース