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五輪辞退の遠藤 1カ月ぶりにチーム合流

[ 2008年7月23日 16:51 ]

G大阪の練習場でウオーキングする遠藤(中央)。左は播戸

 オーバーエージ枠で北京五輪代表候補に選ばれながら、ウイルス感染症の影響で辞退したG大阪のMF遠藤保仁が23日、約1カ月ぶりにクラブの練習場に戻ってきた。チームとは別メニューだが、練習着姿で屋外をウオーキングした。

 6月末に体調を崩し、今月2日に入院。37―39度の高熱が続き「1週間くらいかと思っていたが、予想以上に長引いてしまった」と振り返る。
 結局、7日からの代表候補合宿に参加できず、11日には五輪出場を断念。「唯一、出たことがない国際大会だし、せっかく選んでもらったのに、という気持ちはある。でも決断を長引かせたら迷惑をかけるので、そんなに迷いなく決断できた」と胸中を明かした。
 一昨年にはウイルス性肝炎で約2カ月間、戦列を離れた経験も持つ。それだけに「病院に入って2年前を思い出した。ピッチに立てる幸せは前より感じている」と実感を込める。今回も体重は数キロ減ったそうで、14日に退院。「まずは戻って来られて良かった。焦ってもしょうがないんで、体の様子を見ながら」。早ければ8月中旬の実戦復帰を目指す。

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2008年7月23日のニュース