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田中達 先制点演出!高原外してチーム刺激

[ 2008年7月5日 21:27 ]

<浦和・FC東京>前半、競り合うFC東京・梶山(10)と浦和・田中達(中央)

 【浦和2―0FC東京】電光石火の先制パンチだった。前半3分、守備ラインの裏に抜け出した田中達からのパスをエジミウソンが左足でけり込んだ。敗れれば首位陥落だった浦和にとって、貴重な先制ゴールだった。

 先発メンバーの中に高原の文字がなかった。公式戦5連敗中のチームに刺激が必要と感じていたエンゲルス監督は「得点力だけではなく、勝ち負けのこともある。キープレーヤーには責任がある」と説明した。

 大きな期待とともにドイツから帰ってきた高原は、リーグ戦2得点と目覚めの予感のないまま低空飛行。我慢を続けたエンゲルス監督だが、方針を変更せざるを得ない状況だった。

 エジミウソンの相棒には6月の北海道・夕張合宿で好調だった田中達を起用。今季リーグ戦初先発の背番号11は、決勝点のアシスト以外にも前線で動き回った。

 後半9分、交代で退く田中達へのサポーターからの拍手は貢献の大きさを何より物語っていた。指揮官の一つの決断が浦和に5月10日以来、約2カ月ぶりの勝利をもたらした。

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2008年7月5日のニュース