【立川競輪ミックスゾーンリポート】新S班嘉永泰斗 エスコートキッズに「やっぱり子供はいいですね」

[ 2026年1月7日 18:32 ]

立川競輪場で初日に行われた開会式では集まった子供たちが空へ風船を飛ばした
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 現在、競輪の取材はコロナシフトのままで制限が多い。そんな中でもレースだけではない、競輪の人間臭さや、選手の何気ない一面を少しでも伝えたい。そんな思いから本紙記者がミックスゾーンで見た、聞いた、感じた話を「ミックスゾーンリポート」と銘打って自由気ままに書かせてもらう(不定期配信)。第8回は脇本勇希(27=福井・115期)が優勝した立川競輪開設74周年記念「鳳凰賞典レース」。

 S班4人の豪華お正月決戦。中3日で競輪場入りするグランプリ戦士たちはみな「1日休んで次の日から練習した」と口をそろえた。つまり31日だけ休み、1、2日と練習して立川へ。知ってはいたが競輪選手に正月休みはない。トップになればなるほど、それは明確だ。

 そのGP戦士である新S班の嘉永泰斗(27=熊本・113期)。初日に行われた開会式では、サッカーでよく見るエスコートキッズと手をつなぎファンの前へ。「子供はやっぱりいいですね~。汚れていない」。いつものキリッとした表情から、柔らかいパパの表情へ。年末決戦から張り詰めた表情しか見ていなかったが、緊張がほぐれた瞬間があった。

 4日間最終レースを走り、地元の期待を背負った鈴木玄人(29=東京・117期)。前検日にG1にも出場した25年を振り返り「悪目立ちもできなかったけど、気持ちだけは負けていないかな。今年はいい目立ちができるように」。ただ、今開催は期待されたような結果を出せず。笑顔など到底見られず、常に自分にいらだった表情だった。真杉匠(26=栃木・113期)、吉田拓矢(30=茨城・107期)に次ぐ関東第3の男となるべく、今年は真価が問われる。

 渡辺雅也(24=静岡・117期)は決勝入りを果たしたが、準決後は駆けた深谷知広(36=静岡・96期)を残せず反省の表情。「こんなガキがレジェンドというか本当に凄い選手の後ろを回してもらっている。それなのに何もできなくて…。いつも行ってもらっていて絶対に恩を返そうと思っているけど、なかなかできず難しい」。レース後の撮影では、いつもの指をさすポーズはなし。棒立ちの写真はむしろ珍しかった。

 最後は福田滉(26=栃木・115期)の話を。3日目を終え、初日から7、7、7着とさえず。“確変じゃないですか”と話すと、「真杉さんからもパチンコじゃないんだよ、と言われちゃいました。明日こそ」と苦笑いを浮かべながら最終日こそと意気込んだ。しかし結果は4着。“偶数図柄”で通常モードに落ちたか…。ただ、本人は「セッティングは出た。自分の流れがそのうち来ますよ」と強気だった。間違いなくチャンスゾーンにはいるようで、あとは当たりをいつ引くか。注目したい。

開催一の衝撃
3日目12R準決勝(単騎脇本勇希が真杉匠をひと捲り)

個人的MVP
脇本勇希(27=福井)

今後注目選手
いつか穴を出す福田滉(26=栃木)

(東京本社競輪担当・渡辺 雄人)
 ※次回予定は大宮記念(1月15~18日)

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