【有馬記念】ジャスティンパレス ラストランで最高の走りを ディープ産駒G1制覇の記録更新へ
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ラストランで有終の美を――。多くのファンに愛された23年天皇賞・春の勝ち馬ジャスティンパレスの物語が「第70回有馬記念」(28日、中山)で最終章を迎える。暮れのグランプリは22年から4年連続での挑戦。が、過去はいずれも完全燃焼とは言えないレースばかりだった。ディープインパクト産駒の記録更新も懸かる大一番。06年の有馬記念で引退の花道を勝利で飾った父に続く、劇的なフィナーレを迎えるか。
10月半ばに年内での引退が発表されたジャスティンパレス。そこから陣営は最終戦の有馬記念を最大の目標に置いてきた。プラン通り、秋3戦目にたどり着いたラストランの舞台。送り出す杉山晴師も当然、力が入る。「4年連続で有馬記念に使えるのはジャスティン(パレス)のおかげです。何とかもう一つタイトルを獲らせたい」と意気込む。
積み上げたキャリアは23戦。2歳G1ホープフルSで2着に入り、3歳時の菊花賞でも3着。そして4歳時に挑んだ23年天皇賞・春で待望のG1タイトルを手にした。昨春にはドバイシーマC(4着)で海外にも挑戦。G1の大舞台で堅実に走るその雄姿を多くのファンが目に焼き付けた。来春からアロースタッド(北海道新ひだか町)で種牡馬入りする前に、もう一つタイトルを加え、箔(はく)を付けたい。「有馬記念はこれまでに入着しているし力を出せる舞台。ゲートも出るようになり、今は安定しているから」と完成された愛馬の成長に目を細める。
4年連続での挑戦となるが、これまでの3回は不完全燃焼のレースばかりだった。22年は10番枠から位置を取りに行くも、直線は内に押し込められて7着。1番人気に支持された23年は同じく10番枠に加え、やや立ち遅れたスタートが致命的だった。最後方から懸命に末脚を伸ばすが4着。昨年も11番枠で馬群に包まれ5着。おしなべて運がない。スタートの不安がなくなった今なら好勝負可能だ。
ラストランの鞍上に指名された団野も、並々ならぬ覚悟で自身初の有馬記念の舞台に立つ。2走前の天皇賞・秋(3着)以来、2度目のコンビ。騎乗した17日の1週前追い切りは、年が明ければ7歳になる年齢など少しも感じさせない目を引く伸び脚を発揮した。鞍上は「前回乗った時より状態は良さそうです。活気が出て、道中のリズムも良かった」と確かな手応えを相棒の背中から感じ取った。
デビュー7年目、25歳の抜てきは天皇賞・秋の騎乗が認められたもの。人馬、相性の良さが買われての再起用なのだ。天皇賞のレースぶりについて、鞍上は「直線でスムーズなら、もう少し差は詰まっていた。それでも最後はよく食らいついていると思います」と振り返り、「格式があるジャパンカップと有馬記念は(他のG1と)違いますから」と興奮を抑えきれない。
25年のJRAを締めくくる大一番ではディープインパクト産駒の記録にも挑むことになる。産駒は昨年まで14年連続でG1制覇。ラストチャンスとなるここで勝てば、サンデーサイレンスとステイゴールドと並んでいる日本記録を更新することになる。さらに産駒のJRA・G171勝はサンデーサイレンスと並ぶ最多タイ。記録更新に関して、指揮官は「頑張るしかないですね」と笑って気を引き締めた。06年の当レースで、父ディープインパクトは引退の花道を勝利で飾り、万雷の拍手で見送られた。孝行息子もラストランで最高の走りを見せてくれるはずだ。
○…ジャスティンパレスを担当するのは、20年に無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクトも手がけた池水健児助手(42)。「大きなケガもなく、丈夫なのがこの馬の強み」と話す。G1挑戦は19回、現在14戦連続でG1を走っている。21日は開門直後の午前4時過ぎ、坂路に登場。しまいサッと伸ばして4F55秒8~1F13秒6をマークした。「競馬を使ったなりの疲れはあったけど、前走後は在厩で変わりなく順調です」と感触を口にする。「個人的に有馬記念で忘れ難いのは一昨年(4着)ですね。1番人気に支持してもらって、“こんなこと二度とないよな”と感無量でした。とにかく無事にレースを終えることができれば」と温かい言葉で長年連れ添った愛馬を送り出す。
《14年ジェンティルドンナ、16年サトノダイヤモンドに続く産駒V決める》ディープインパクト産駒は有馬記念に延べ36頭が出走し【2・2・2・30】の成績。14年ジェンティルドンナはラストランで花道を飾った。16年に制したサトノダイヤモンド以降、産駒は勝利から遠ざかっているが、20年には11番人気のサラキアが2着、昨年も10番人気シャフリヤールが2着に食い込むなど波乱を演出。今年はジャスティンパレスのほか、シュヴァリエローズとの産駒2頭で参戦する。
ディープ産駒はマルセリーナの11年桜花賞からジャスティンパレスの23年天皇賞・春まで13年連続でJRA・G1制覇。昨年はJRAでG1タイトルを手にできなかったが、最終世代のアイルランド産馬オーギュストロダンが英G1プリンスオブウェールズSを制し、14年連続の日本記録に並んだ。今年、産駒はここまでG1未勝利。ディープインパクト産駒にとっては、週末の有馬記念が記録更新のラストチャンスとなる。
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