【ボートレースコラム】村松遥輝 心から悔しがり、夢中で調整に励む姿に輝く未来が見えた

[ 2025年12月17日 04:30 ]

11月22~25日の戸田一般戦に出走していた村松遥輝
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 11月22~25日のボートレース戸田一般戦に出走した村松遥輝(21=静岡)。シリーズ初日は前半3Rで道中3番手のシーンもあったが、最終的に逆転を許して4着。気持ちを切り替えて臨んだ後半7Rは、3コースから1M捲り差しでインの内懐に入りかけた。白星ゲットのチャンスだったがバックストレッチでインに伸び返された上に、2Mでの立ち回りで戸惑ったのも響いて無念の5着ゴール。2走とも舟券に絡めなかった。

 ピットに戻ってくると「悔しい。足の差が出てしまった」と激戦を終えたばかりの水面を見つめていた。コース幅が狭い戸田は、スピードをつけて回るのが最大の武器となるヤングにとって実に厄介。トップクラスのレーサーでも戸田攻略には苦心している。広々とした浜名湖をホームプールとする村松が3、1着の可能性があったこの日にポイントをまとめられなかったのは、特殊水面での経験差があったかもしれない。

 しかし、伸びしろしかない村松が決して下を向くことはなかった。レースが終わると素早く、ボートを水面へ運んで試運転へ。戻ってくると「ペラをできる限り調整して雪辱したい」と作業に集中していた。

 失敗しても元気いっぱいのスタンスでピットを動き回り、今後に生かそうとするのはボートレーサーの宿命であり、特にヤングにとっては成長の源だ。23年11月デビュー、プロ3年目を迎えた村松も今後、さまざまな壁にぶつかるだろう。次の成功を目指して粘り強く、力強く克服するボートレーサーのひたむきな姿にファンは感動を覚える。

 17日開幕の江戸川一般戦に登場する村松。全国屈指の難水面でも、きっと伸びしろたっぷりのエネルギッシュな走りを見せてくれるはずだ。(大野 順平)

 ◇大野 順平(おおの・じゅんぺい)1969年(昭44)4月9日生まれ、兵庫県出身の56歳。ボートレースとオートレースを担当。最近は少し走っただけでも息が上がってしまう。伸びしろのなさを痛感するが頼りない経験値をフル活用して仕事をこなしたい。

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