【住之江ボート 16日開幕 SGグランプリ「金冠への道」】今が成熟期・新田雄史 再び頂点へ・白井英治

[ 2025年12月7日 10:00 ]

新田雄史

 3年連続の開催となるボートレース住之江の「第40回グランプリ」は16~21日の6日間で覇を競う。大一番を前に、今年もGP戦士18人に特別連載「金冠への道」で意気込みを聞く。

▽新田雄史(11位、4年ぶり5回目)

 28歳でSGタイトルを初奪取した逸材も、気づけば40歳。今年ここまで10Vと優勝を積み重ね、レーサーとして成熟期に入った。

 「調子も良くて、いい年だったと思います。40歳にして成長中というか、伸びしろは若干あったのかな、と思います」

 6月の桐生69周年で4年3カ月ぶりにG1を優勝。原田幸哉の4カド弾を、慌てることなくインでガッチリ受け止め逃走。改めて存在感をアピールした。

 「伸びていくようなレースではないけど、ペラで合わせて、自分のバランスを取る調整をやっていくことがトータルでいい結果になったと思います」

 8月の若松メモリアル、10月の地元津ダービーでも三重支部からただ一人の参戦ながらプレッシャーに打ち勝ち優出。SGでの2度の優出が4年ぶりのグランプリ出場につながった。

 「桐生G1を勝ったあたりから、いけそうやなという感じになってきて、ちょっと意識はしました」

 大一番の舞台である住之江では通算4V。そのうちSGで2V、G1で1Vという高い実績を誇る。水面に対してネガティブな印象はない。

 「ペラ次第で、うまく合っていたら結構勝ちやすいですね。調整は若干他場と違うけど、全然嫌いじゃないです。とにかく1stから2ndに上がろうと思います」

 井口佳典が黄金のヘルメットを戴冠して、すでに17年の月日がたった。再び伊勢の国へと金冠を持ち帰る。

▽白井英治(12位、3年ぶり11回目)

 大村で歓喜に酔った3年前のグランプリ。あの時以来の出場を決めた。最強の名をほしいままにした男が頂上決戦に舞い戻る。

 「(今年8月の)若松メモリアルの優勝一本で決まったみたいなものなんで」

 11年前、SG初Vを飾ったのが若松でのメモリアル。またしても黒のカポックで、今回は差して復活V。インからわずかに膨れた瓜生正義のターンを見逃さず鋭く差し切る。機力と技が瓜生を上回った。

 「コンスタントに数字を残すことはできなかったけど、運だけはありましたね」

 グランプリを制してから2年8カ月ぶりのSG優出。ゲンのいい若松で、再び勝負強さを発揮し、グランプリ出場をたぐり寄せた。

 「グランプリだろうと何だろうと、レースは行ってみないと分からないので。今回もあまりイメージを持たないで行こうかなと。考え過ぎずに心技体だけを整えてという感じで」

 目の前のレースに一走一走集中することを自分に言い聞かせるように語る。

 「(トライアル)2ndに勝ち上がるのは最低条件ととらえて、自分に自信をもって臨めればと思います」

 まだまだやれることを証明し、帰還を果たした大舞台。再び歯車は動き出し、優勝未経験の鬼門・住之江でも存在感を示す。

 住之江でも勝ってこそのグランプリ。必要なのは勇気ではなく、覚悟。腹をくくってしまえば、すべては動き始めるはず。取り戻した自信を胸に、金冠奪還に挑戦する。 

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