【小倉競輪 G1競輪祭】阿部拓真 G1初制覇&GP初出場 北日本勢42年ぶりのG1タイトル

[ 2025年11月24日 22:08 ]

満面の笑みで優勝賞金ボードを掲げる阿部拓真
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 小倉競輪場のGⅠ「第67回競輪祭」は24日、12Rで決勝戦が行われ、阿部拓真(35=宮城・107期)が直線鋭く伸びてG1初決勝で初V。優勝賞金5090万円(副賞含む)と「KEIRINグランプリ2025」(12月30日、平塚)の出場権を獲得した。2着は荒井崇博、3着は松井宏佑で、3連単<6><2><3>は最低人気となる35万990円(504番人気)の超ビッグ配当に。なお総売り上げは148億8072万9200円で、目標の140億円をクリアした

 これぞ競輪、まさにキャッチフレーズ通り“こんなスポーツ他に無いだろ!”だ。なんとなんとなんと、直近4カ月の競走得点105点台の阿部拓がG1初制覇。8回目のG1参戦で初の準決勝進出からのファイナル入りを果たすと、同期同班の吉田拓矢マークから直線で鮮やかに突き抜けた。今年最後のG1は史上最大の下克上Vで幕を閉じた。

 「夢ですか、これは。グランプリ?S級S班?何も考えられません。グランプリが何日にやっていて、何日に入ればいいのかも分かっていません。自分が一番驚いたって言葉があるけど今回は皆さんが驚いているでしょうね」

 今年は6度落車し、今期も失格1回。直前はF1でも決勝を外すほどだった。

 「来る前は和田圭さんと“1班の勝負駆け。一次予選の2走を5、5着くらいでまとめたいね”と話していたんですよ…」

 1班どころか、同期の吉田と新山響平に続くタイトルホルダーでS級S班に。新山の陥落で北日本からS班消滅の危機を救った。

 宮城勢としては阿部が生まれる7年前、83年に菅田順和がいわき平オールスターを制して以来、実に42年ぶりのG1制覇となった。大槻寛徳や菅田壱道、和田圭らが阻まれた大きな壁をいとも簡単にぶち破った。

 「9着の賞金ばかり見ていて、優勝賞金が5000万円を超えているのも初めて知った。使い道?何も思い浮かびません」

 実感はこれから沸くだろう。新王者の今後がますます楽しみだ。

 ◇阿部 拓真(あべ・たくま)1990年(平2)11月3日生まれ、宮城県仙台市出身の35歳。法政大卒。107期生として2015年7月4日、静岡でプロデビュー。通算成績は829戦224勝。通算取得賞金は2億3848万円。主な優勝は第67回競輪祭(25年)。1メートル73、72キロ、血液型A。

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