【ボートレースコラム】吉川昭男が見せた不屈の闘志 28号機にいぶし銀の魂は乗り移ったか

[ 2025年6月18日 04:30 ]

5月30日~6月4日のボートレース戸田に出走した吉川昭男
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 ボートレース戸田で5月30日~6月4日に行われたG3「RB大宮アルディージャカップ」。A1級の吉川昭男(52=滋賀)が直前のG3マスターズリーグ(5月15~20日)で中辻崇人を優勝に導いた28号機を手にした。豊富な経験値をフル活用してV争いに食い込んでくると思われたが、予選4日間の成績は5、2、2、3、5、5、3着。まさかの勝利なしで予選敗退を喫した。

 外枠時は前付けで内コースを主張するなど、しぶとく粘り込むレースが持ち味の吉川。しかし、明らかに伸び不足の足色でスタートを決めても1Mまでに他艇に置いていかれる。1Mまで持っても、ターンしてから2Mまでにアドバンテージを奪えないどころか、後手に回ってしまう。吉川は「この機で(マスターズリーグを)優勝した中辻選手は凄い」とつぶやいていた。

 後日、ボートレース江戸川の男女W優勝戦(5~10日)に出走していた中辻にその旨を伝えると「あのシリーズでは、最近1年くらいで一番出ていないとコメントしていた」と苦笑い交じりに回顧した。

 それでも吉川は5日目に2着、最終日は遅ればせながらシリーズ初白星。無念の一般戦回りでも不屈の闘志を見せた。

 この28号機、その後も相変わらず伸びがつかない様子。エンジンに魂が宿るのかどうかは分からないが、懸命の調整を続けた吉川が勝負どころで踏ん張れるエネルギーを機に注入したかもしれない。

 当地で24日に幕を開けるSGグランドチャンピオンでも使用されるのは確実。ボート界トップクラスのレーサーが、吉川の不屈の闘志を28号機から感じ取れるか興味深い。

 吉川は18日開幕のとこなめG3「マスターズリーグ」に登場する。不屈の走りに注目したい。(大野 順平)

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