【競輪】JKA次世代型トレセン26年竣工へ 競輪界発展&選手育成目指し伊豆で起工式

[ 2024年9月18日 15:36 ]

次世代型総合トレーニングセンターのイメージ図(公財・JKA提供)
Photo By 提供写真

 日本競輪選手養成所(静岡県伊豆市)で18日、次世代型総合トレーニングセンター建設に伴う起工式とプレスイベントが行われた。

 総合トレーニング棟と候補生宿舎棟を融合し、26年完成を目指して建設。最新の設備を備え、より効果的で移動動線を考えた効率的なトレーニング環境を提供し、競輪界の発展と選手の育成を図る。

 この日は工事着工に伴い、安全を祈願する式典「起工式」を実施。その後のプレスイベントには養成所の滝澤正光所長らが出席し、現役選手の北井佑季(34=神奈川)、太田りゆ(30=埼玉)がトークセッションに臨んだ。

 「休養」と「訓練」を一緒にして、プロへの架け橋となる「競輪LABO」をイメージした次世代型総合トレーニングセンターについて、北井は「間違いなく、誰かの人生が変わるきっかけになる」と熱弁。太田も「いい環境がいい結果につながることを自分が実感している」と期待した。

 日本競輪選手養成所は56年前(68年7月)に東京都調布市から静岡県修善寺町(現伊豆市)へ移転開校以来、主要施設の大規模な建て替え、修繕は実施しておらず、老朽化が進んでいる。そこで各施設(トレーニング棟と宿舎)を一新。さらに融合することにより、候補生が快適に訓練に専念できる環境を整え、より最先端な科学的トレーニングを取り組める環境を導入することが狙い。

 ▼滝澤正光所長

 新施設には期待している部分が多く、例えば“休息”も重要視しており、質の高い休息を取ることで訓練の精度向上にもつながると考えています。また、候補生の訓練動線も改善されることから移動時間の大幅な削減につながり、その分を自主練習などにあてることができるようになります。候補生の主体性を伸ばす意味でも、新施設の完成が待ち遠しいです。

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