【児島ボート G1児島キングカップ最終日12R優勝戦】大池佑来 乱戦モノにして戴冠

[ 2024年4月8日 19:18 ]

江戸川66周年以来のG1制覇を狙う大池佑来
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 優勝戦に進んだ6人の予選の順位は1号艇から順に2、3、18、13、15、17位。いかに準優勝戦が荒れたかが分かる。進入は枠なりの3対3が濃厚とみる。

 雨の中、準優勝戦11Rを1分47秒4の好タイムで逃げ切った大池佑来(37=東京)が主役だ。「G1でこれだけ仕上がったら気持ちいい」と話すほど出足は充実する。児島は昨年10月に大外から差し切って初V。次はインから勝って、2021年10月の江戸川66周年以来となる2度目のG1制覇にチャレンジする。

 河合佑樹(37=静岡)は1走目(初日9R)の5コース捲り差しが痛烈だった(決まり手は「抜き」。1周2マークで田口節子を差して逆転)。ターン回りが特に良く、角度良く差して迫る。児島キングカップ6年連続出場の菊地孝平(45=静岡)は、19~22年に続いて5回目の優出。10年の58周年、20年の68周年に続く大会3回目のVを目指す。ダッシュ向きの伸びがある宮地元輝(37=佐賀)の一撃が穴。

 <1>大池佑来 1マークのカカリはしっかりしていたし、出足と回り足は間違いなく上位。準優は伸びられることもなかった。
 <2>河合佑樹 足は普通で操縦性がいい。その操縦性も1走目、2走目が良くて、その状態に戻ってない。
 <3>菊地孝平 いいと思って行った4日目が良くなかったので調整をやり直した。いいレース足が戻った。
 <4>宮地元輝 今節、伸びでいいと思ったのは松尾君だけだし、優勝戦の中では自分が一番いいかも。
 <5>羽野直也 直線は普通だと思うけど、レースでは他と変わらない。出足はしっかりしていて◎。
 <6>岩瀬裕亮 4日目に合ってなかった部分を修正して準優は一番いい状態だった。全体にバランスが取れてる。展開は突ける足。

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