福永祐一師 開業1カ月13戦目でJRA初勝利 阪神10Rで2勝目も「結果を出すのは簡単ではない」

[ 2024年4月8日 05:21 ]

<阪神10R>エーデルブルーメで勝利し検量室前で握手する川田将雅騎手(左)と福永祐一調教師(撮影・亀井 直樹)
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 3月に開業した福永祐一師(47)は福島8Rのマルカブリッツが1着となり、13戦目でJRA初勝利を挙げた。阪神競馬場の検量室にあるモニターで初Vの瞬間を見届けた師は「縁のある方々の馬で勝てたというのが何よりうれしいです。(騎乗した)小沢大仁くんも上手に競馬をしてくれました」と初勝利を喜んだ。

 続く阪神10Rはエーデルブルーメで2勝目もマーク。トレーナーとして初めて口取り写真に納まり、表彰台にも上がった。「間違えて騎手のところを上ろうとして、ここじゃないと怒られたわ。あそこしか上ったことないから」と笑みを浮かべながら「レースは冷静に見られました。ジョッキー(川田)も完璧に乗ってくれたし、安心しながら見てましたね」とかみしめた。

 開業1カ月で手にした勝利の美酒。「ジョッキーの時は仕上がった馬に騎乗する形だったけど、競馬で使い、結果を出すのは簡単ではないと日々痛感しています。開業から、たくさんの方に支えてもらっていい競馬ができています。今後はさらに技術や管理能力を高めてオーナー、ファンの方々に喜んでもらえるような競走馬を送り出していきたい」と気を引き締めた。

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