【川崎競輪開設75周年記念G3「桜花賞・海老澤清杯」準決勝】(12R)郡司が貫禄のさばき

[ 2024年4月6日 03:30 ]

 川崎市制100周年、大阪・関西万博協賛、川崎競輪開設75周年記念G3「桜花賞・海老澤清杯」(優勝賞金522万円)は3日目を迎え、準決勝が行われる。10Rは新山響平につける佐藤慎太郎、11Rは総合力上位の古性優作、12Rは地元ラインの郡司浩平を中心に激戦が繰り広げられる。

【10R・慎太郎が差し切る】
 <10R> 先行力上位の新山に佐藤―大森が続く北日本ラインに期待したが激戦。ラインができる自力型は新山、岩本、黒沢の3人だが実績上位の新山が主導権を握るとみた。その展開なら佐藤が番手の仕事をこなして勝機。好調岩本は仕掛ける位置次第で逆転があり(3)=(9)が押さえ。単騎戦の松本の捲り一発も差はない。
 (1)佐藤慎太郎 余裕はあったが、車が出なかった。上積みが欲しい。新山君へ。
 (2)松本貴治 集中して走ることができている。単騎戦。単騎は苦にならない。
 (3)岩本俊介 バンクは重たかったが、自分の感じは変わらない。自力勝負。
 (4)武藤篤弘 黒沢君へ。
 (5)簗田一輝 伸びはいいので、あとは細かい部分の修正。話して南関3番手。
 (6)黒沢征治 郡司さんが強くて、最後はいっぱい。自力で力を出し切るだけ。
 (7)新山響平 捲られはしたが体は軽いし、動けている感じがある。自力勝負。
 (8)大森慶一 北3番手。
 (9)小原太樹 抜けるかなと思ったが…。体の状態はもう少し。岩本さんへ。

【11R・古性の脚力断然】
 <11R> 脚力上位の古性が中心。ライン構成は古性―浅井の中近勢、嘉永―松岡の熊本勢、青野―内藤の地元勢、星野―佐藤―飯野の北日本勢で四分戦。レース運びがうまい古性は別線の動きを見極め、好機に的確に仕掛けて首位。好調嘉永は自分のタイミングで仕掛けると逆転があり(3)=(5)に注。穴は地元コンビ。
 (1)浅井康太 余裕はなかったが、焦りがないのが大きいですね。古性君へ。
 (2)青野将大 調子の波はない。このメンバーにどこまで通用するか。自力勝負。
 (3)嘉永泰斗 踏み出した瞬間に捲れるなと思った。初日よりもいいし、最近の中でも一番いい。自力勝負。
 (4)佐藤博紀 脚は悪くないが差を感じる。星野君へ。
 (5)松岡貴久 嘉永君へ。
 (6)星野洋輝 感触はあまり良くなかった。自力自在。
 (7)内藤秀久 気持ちだけは絶対負けないようにして走りたい。青野君へ。
 (8)飯野祐太 セッティングが固まった。北3番手。
 (9)古性優作 筋肉に刺激が入って、初日よりはマシになったかな。自力勝負。

【12R・郡司が貫禄のさばき】
 <12R> 先行力抜群の北井に郡司―佐々木が続く地元ラインが本線。別線の真杉の先行力も強力だが好調北井がライン3車を生かして主導権を握りそうだ。その展開なら郡司が番手の仕事をこなして差す。真杉は仕掛ける位置次第で逆転があり(5)(3)、(5)(1)が押さえ。北井と真杉で踏み合うと山田の捲り一発が浮上する。
 (1)郡司浩平 要所でしっかり踏めた。初日は何とも言えなかったが2日目で感覚をつかめた。北井さんへ。
 (2)山田久徳 悪くはないが、もう1個欲しいので部品を換えてみる。自力自在。
 (3)大槻寛徳 もう少し余裕が欲しい。真杉君へ。3番手はあるが番手は初。
 (4)渡辺十夢 山田君へ。
 (5)真杉匠 脚は大丈夫だけど、組み立てが甘い。セッティングをまたいじる。自力。厳しい番組ですね…。
 (6)佐方良行 金ケ江君。
 (7)佐々木真也 脚は悪くない。目の前の1走に集中するだけ。地元3番手。
 (8)金ケ江勇気 自力。
 (9)北井佑季 ペースで行けたし、3日目はまた良くなると思う。自力勝負。

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