松田真実、祖父から“レーサー魂” 目標は師匠

[ 2023年5月11日 04:55 ]

師匠に対して尊敬の念とともにライバル心を燃やす松田真実
Photo By スポニチ

 【女神にキュン】祖父は元ボートレーサーの爾見照雄さん(84)。レジェンド加藤峻二さんと同じ5期で、1378勝を挙げた有力選手だ。幼少期からボートが身近にあったため「中学卒業のころにはボートレーサーになりたいと思った」という。看護専門学校を中退し、養成所を一発合格。昨年11月に蒲郡でデビューし、今は大須賀友の下で腕を磨いている。

 師との出会いは昨年12月の津一般戦。「ペラや乗り方を教わっているうちに家が近いことを知って、これは運命だと思って弟子入りしました。レース翌日でも私の練習に付き合ってくれるし、周りに恵まれています」。乗艇姿勢やハンドルの切り方など、基礎を根本から学び直す日々。「全てイチからやっているので落ち込むけど、大須賀さんがフォローしてくれるから楽しい」。瞳を輝かせながら半年の戦いを振り返った。

 当面の目標はB1昇格。ただ師匠への愛が大きいあまり、新たな野望も抱く。「将来はターンで勝負できる選手になりたい。それで師匠を引き波にはめてやりたい。マジで」。祖父のレーサー魂は確実に受け継がれている。敬愛する師に肩を並べる日まで、心の炎が消えることはない。

 ◇松田 真実(まつだ・まみ)2001年(平13)8月19日生まれ、愛知県蒲郡市出身の21歳。愛知支部所属の131期生として22年11月に蒲郡でデビュー。通算成績は72戦0勝。主な同期は野田昇吾。小1から中2までフィギュアスケートに打ち込んだが「3回転はできません」。最近の趣味はショッピング。1メートル55。血液型A。

続きを表示

「2024 ヴィクトリアM」特集記事

「京王杯SC」特集記事

2023年5月11日のニュース