【立川競輪F1・S級決勝12R】前後入れ替えの栃木同期コンビ 真杉匠「在校1位の圧をかけられました」

[ 2023年4月6日 18:33 ]

息が合った同期連係を見せる橋本(右)と真杉
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 <立川競輪・S級決勝12R>決勝の注目は準決勝と前後を入れ替えた栃木113期コンビ。どんな連係を見せるか興味が尽きない。

 準決勝は橋本瑠偉(28=栃木)が前回りで真杉匠(24=栃木)が番手。橋本が2コーナー5番手から捲ると、余力たっぷりの真杉が番手から差し切りワンツー決着だった。レース後、勝った真杉は「僕は人の後ろに苦手意識がない。今日はついて行っただけ」と淡々とレース回顧。2着の橋本は「逃げた長田(龍拳)君がフカして、林(大悟)君が中団で車間を空けていた。僕は2角捲りのイメージ。東(龍之介)さんが絶対にけん制してくるので、避けられるように捲った。体感的に11秒台半ばのタイムが出たと思う。それでもコイツ(真杉)は横を向きながら抜いてきましたね。目が合いましたよ」と笑いながら振り返った。

 決勝戦の対戦メンバーを見渡した2人は「並びはちょっと考えます」と5分程度の話し合い。それを終えると「僕が前でやります」と真杉が準決勝と前後の入れ替えを明かした。その理由について真杉は「橋本さんから在校1位の圧をかけられました。前回(2月宇都宮決勝)、今回の準決勝と後ろ回りだったし、どっちが前でもやれるようにしたい」と説明。S級で3度目の番手戦となる橋本は「以前、森田優弥君の番手を回った時は優勝させてもらった。練習では真杉君に離れることがあるので、しっかりついて行きたい」と力強く決意を語った。

 橋本は昨年2月に佐賀から栃木へ移籍。同期の真杉とは同県で練習仲間の間柄になった。気心知れた2人の熱い連係を期待したい。

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2023年4月6日のニュース