【大井11R・金盃】カイル 復活2度目の重賞制覇!直線競り勝った

[ 2023年2月23日 05:00 ]

ゴール前の混戦を制したカイル(右)
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 伝統の長距離重賞「第67回金盃」が22日、大井競馬場で行われた。8番人気のカイルが直線の競り合いを制して優勝。昨年の東京ダービー以来、5戦ぶりの勝利で重賞2勝目を手にした。同馬と2着トーセンブルには「第68回ダイオライト記念」(Jpn2、3月15日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 2600メートルの長丁場。道中は馬群の中団の内めを追走。動き出したのは2周目の3コーナー過ぎ。ためていたものを一気に吐き出すように加速すると内ラチ沿いを上がって行った。直線を向くと鞍上の右ステッキがうなる。外のセイカメテオポリスとともに末脚を繰り出すと、先に抜け出した内のトーセンブルと挟まれる形になったところでもうひと伸び。最後は頭差振り切った。

 レース前ゲートになかなか入らず、加えてスタート直前にはゲートを飛び出してしまった。それだけに鞍上、トレーナーからは真っ先に謝罪の言葉が口を突いた。「迷惑を掛けてしまった。道中はプラン通りの競馬ができた。直線はジリジリ伸びていたが挟まれる形で火がついた感じ。結果が出て良かった」と2週連続重賞勝利の御神本。「悪癖を出す時は調子がいい。ただゲートに関しては反省している。そこを矯正してから次を目指したい」と小久保師は神妙に語った。ただ、ダービー馬の完全復活で古馬戦線が活気を増したことは間違いない。

 ◆カイル 父トーセンブライト 母トーセンヴェール(母の父クロフネ) 牡4歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・島川隆哉氏 生産者・北海道日高町のエスティファーム 戦績18戦4勝(南関東16戦4勝) 総獲得賞金1億8万円。

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2023年2月23日のニュース