【川崎・ローレル賞】マカゼ 逃げ切りV 早くも重賞連覇へ視線

[ 2022年11月9日 05:10 ]

逃げ切りでローレル賞を制したマカゼ
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 牝馬限定の2歳重賞「第22回ローレル賞」が8日、川崎競馬場で行われた。1番人気のマカゼが逃げ切り優勝、重賞初制覇した。同馬と2着サーフズアップ、3着エイシンレアには「第46回東京2歳優駿牝馬」(S1、12月31日、大井)への優先出走権が与えられた。

 「行く馬がいないなら逃げよう」。高月師がレース前、矢野にオーダーしたレースプラン通りの展開に持ち込んだ。1コーナーで1馬身リードの逃げに持ち込むと向正面に入ったところでラップを一気に落とした。それでも後続は仕掛けない。ここで勝負が決まった。マイペースで脚をためられた分、末脚も衰えない。直線に入ったところで一気に仕掛けて追走するショコラクイーンを振り切ると、右ステッキの入ったゴール前でサーフズアップの末脚を封じてVゴールに飛び込んだ。

 「リズム良く運べたのが全て。牝馬にしてはどっしりしている性格もいいし、これからの成長が楽しみ」と矢野は満面の笑み。次走は「権利を獲った年末のS1」と高月師。早くも重賞連覇へ視線を向けた。

 マカゼ 父フリオーソ 母ユリカチャン(母の父ゴールドアリュール) 牝2歳 川崎・高月賢一厩舎 馬主・鈴木基容氏 生産者・北海道新冠町のパカパカファーム 戦績4戦3勝 総獲得賞金1840万円。

 ▼2着サーフズアップ(御神本)初めての距離だったが意外にも大丈夫だった。さらに成長してくれれば今後も楽しみ。

 ▼3着エイシンレア(本橋)気の悪さを出してしまった。ただ促したら反応してくれた。気持ちの面で成長してくれれば。

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2022年11月9日のニュース