山崎智也さん「今の俺は一秒たりとも走っちゃダメだ」と引退前の苦悩を明かす

15年に2度目の賞金王となった山崎智也さん
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　先月13日に現役を電撃引退した元ボートレーサーの山崎智也さん（48）が2日に更新されたパチスロライターういちのYouTubeチャンネル「ういちゃんねる」にゲスト出演。引退前の苦悩を明かした。

　山崎さんのラストランとなったのは4月9日の宮島周年記念最終日5R（3着）。今年のSGオールスターの舞台も宮島だったため「せめてオールスターを走って辞めなきゃいけないんだし、頑張らなきゃって思ったんです。宮島のための情報を持ってオールスターのために頑張らなきゃって思ったんですけど全然気持ちが動かないんですよね。オールスターを走ってはいけない人間なんだと思った」と気持ちが切れてしまっていたためやる気が湧いてこなかったと明かした。

　そして、それまでにも妻から「子どもにカッコイイ姿をまだ見せなきゃだめだよ」などとずっと言われていたがその時に「今までは仕事が楽しくて頑張ってきたけど、なんで家族のために頑張れる人間になれないんだろう？」と悩んでいた。さらに「お父さん失格なんじゃないかな？」とまで考えていた。

　「最後はファンのために頑張れない山崎智也は色んな約束を破ってでも走っちゃダメだなと思った。俺の応援をしてくれる人は頑張って勝っている山崎智也を応援してくれてるんだから今の俺は一秒たりとも走っちゃダメだなと思いました」と引退前の気持ちを激白。「ただ宮島で途中帰郷するのは宮島に申し訳なかったのでせめて今節だけは走り切ろうと思って走ってました」とラストランになった一節は最後の責任を果たす為に最後まで走り切った。