【NHKマイルC】セリフォス95点 余裕ある大人の立ち姿

[ 2022年5月3日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

セリフォス
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 ダノンスコーピオンが2歳時から馬体を急成長させたとすれば、セリフォスは気性を成長させました。朝日杯FS時とは立ち姿が一変しています。当時は頭を上げながら全身に力を入れて立っていましたが、今回は頭を下げた余裕ある大人の立ち方をしています。

 2歳時からダイワメジャー産駒らしい筋肉マッチョな体つきでした。スコーピオンが鎧のような厚手の筋肉なら、こちらは岩のようにごつくて大きな筋肉を肩とトモに付けていました。朝日杯FS以来4カ月半ぶりに見ると、首筋の筋肉が細かく浮き立っていることに気付きます。頭の上下運動がよりスムーズにできるでしょう。仕上がりも申し分ない。スコーピオンほどではないにせよ、キ甲も伸びています。トモに付けた星印のマーカーが奇麗に映るほどしっかり手入れされた姿にも好感が持てます。つくりに遊びのないマイラー体形。NHKマイルCはベストの舞台です。

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2022年5月3日のニュース