山崎引退にライバル浜野谷驚き「寂しいね」、松井は去り際に感心「彼らしい辞め方」

[ 2022年4月14日 05:30 ]

“ボートレース界の貴公子”山崎智也引退

07年のSG笹川賞(現・オールスター)前検日の3ショット。(左から)浜野谷憲吾、松井繁、山崎智也
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 山崎の突然の引退に、共に関東を引っ張ってきた浜野谷憲吾は「引退は全く知らなかった。寂しいね」と驚いていた。それでも同期の馬袋義則が「引退は知らなかったけど、去年何度か一緒のレースがあって、何となくそんな(辞めそうな)雰囲気があった。(引退は)遠い未来ではないなとは思っていた」と語り、群馬支部の後輩である土屋智則は「自分にとっては神様のような人。A2になると聞いて、もしかして…とは思っていました」と言うように、周囲は来たるべき時が来たと感じている。

 長年、覇を競ってきた松井繁は「若い時から一緒に大きい舞台を走ってきたし、記憶にも残っています。またライバルが一人去ってしまいますが、彼らしい辞め方ですね」と惜しみながらも鮮やかな去り際に感心しきり。同期の海野ゆかりも「智也君らしい去り方がカッコいい。ボートレースを引っ張ってくれた智也君に感謝を」と語った。

 山崎の引退でオールスターに繰り上がり出場となったのは同期の深川真二。「もうちょっと一緒に走りたかった。頑張らないかんという思い。あいつの分も頑張ります」と意気込む。山崎の娘・小葉音の師匠である椎名豊は「山崎さんに指導されたことは、ほぼ自分の糧になっています。小葉音の師匠として彼女をちゃんと見ていきたい」と語った。

 ▼スポニチ本紙評論家中道善博氏 先日の宮島G1を走っていたのに、突然でびっくりしました。彼のターンを目の当たりにしたことは私が引退するきっかけとなりました。その彼が引退。時代の流れを感じます。

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2022年4月14日のニュース