【桜花賞】アネゴハダ 本番で満開の予感、佐々木師「良くなっているのは間違いない」

[ 2022年4月6日 05:30 ]

坂路でキャンター調整するアネゴハダ
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 【G1ドキュメント・栗東=5日】春らんまん。午前6時に4度だった気温がわずか3時間で一気に10度上昇。4月、5月は競走馬にとって一番いい季節だ。取材するオサムの足取りも軽い。

 大阪杯の2強対決はあえなく崩れた。しかも、ともに馬券圏外に沈む結果に改めて競馬の怖さを知った。桜花賞はどうか?実績的にナミュール、サークルオブライフで堅いとの声もあるが繊細な牝馬ゆえ、楽観はできない。警戒すべきは本番を前にグンと状態を引き上げてくる馬。取材の感触では虎視たんたんの馬がいくらでもいる。例えばアネゴハダ。先週の坂路でビッシリ追われ4F51秒5~1F12秒3の自己ベストを叩き出し、驚かせた。

 「ずるくて調教では動かなくなっている。動かさないと動けなかったが、先週は自己ベスト。だいぶ動けるようになってきた。まだ一番いい頃には及ばないけど前走が七、八分だったから、良くなっているのは間違いない」

 佐々木師は愛娘の良化に目を細める。これまで7戦。最高の状態はデビュー2戦目の小倉2歳S(3着)で体に張りがあって「プチプチだった」と振り返る。今週どこまで状態を引き上げられるか。

 距離に関しては一瞬、見せ場をつくった阪神JF(9着)の内容からも「乗り方ひとつ」と展望。「ためれば切れるから」と締めくくった。アネゴハダが姉御肌(頼れる感じの女性)たるゆえんを見せるのは桜花賞本番かも。人気馬をまとめて蹴散らすか!?

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2022年4月6日のニュース